Schunkのブースを後にして、私たちはZollerに行きました。
そこで見る工具に対する計測技術は、もはや現場で見るノギスやハイトゲージの領域を超え、全てが加工機側やCAD/CAM,、生産管理システムへと繋がるものでした。
Industrial 4.0に確実につながっています。

Hall4に足を進め、EMUGE FRANNKENのブースへ訪問。
ここは5軸加工を推進する工具メーカの代表です。
4年前、日本のJIMTOFでセンセーショナルなデビューをしたプレスタップ。文字通りプレスと同じタクトでタップを切る技術です。
日本で出展された時、JIMTOF当日EMUGE FRANNKENの小さなブースへは、大勢の人が押しかけました。
Audi社とEMUGE FRANNKEN社、更にドイツ国家が加わるプロジェクトの革命的工具。
M6タップの動画が繰り返し流され、ショーケースには工具一本が陳列されていました。
非売品という表示に、来場されていた日本のカーメーカ、工具メーカの中からドッとため息が漏らされていたことを思い出します。

今回の目玉は、革命的なねじ切り工具。その詳細は確認できませんでしたが、EMUGE FRANNKENの高速加工への開発力には目を離せません。

ちょうど我々はお昼の時間になったので、予めランチのお誘いを受けていたHaimerさんのブースへ移動しました。
そこには高田社長がいつものように手招きをしてくださり私たちを歓待してくれました。
ソフトドリンクにサンドイッチ、更にはデザート。
お客様からビールが飲みたいと要求があり、ウエイトレスに聞いたところ、カンパニーカスタマーだけがその対象と言われ、苦笑いしながら納得しました。

さてHaimerですが、まだまだ知名度が少ないメーカですが、これもドイツ人の凄さを推し量るには申し分のない装置かと思います。
Haimerの技術は特別なことではなく、高能率加工をするための必要な装置として今は考えられるようにな理ました。
例えば、我々が車に乗る時にすることの一つにタイヤのバランスがあります。バランスの取れていない車には怖くて乗れないですよね?

しかしマシニングの主軸に装着されるホルダーに対してその様な考え方を持った方が少なかった子ではないのかという気がいたします。
私はこの事をきっかけHaimerさんの商品に興味を持ち始め販売しています。

今回紹介するのは、これまた凄いエクステンション工具。
来られた方々が一同感動されていました。
5軸加工を使いこなすということは、この様な工具の発展も誘発するということだと、やけに感心していました。

本日はここまで