Hall2のDMG森精機のブースを後にして、いよいよここでしか見ることができないメーカ訪問です。

訪れましたのはHall3の建物。ここは精密工具専門のメーカが多数出展していました。

最初にアポイントを取って訪れたのが「Schunk社」でした。
弊社はロボットの販売を業界ではいち早く出がけてまいりましたが、その時に使うロボットハンドとして「Schunk社」をご提案してからの長いおつきあいの会社です。

今回日本の皆様に是非見ていただきたかったのは、日本では無名な「Schunk社」ではありますが、ドイツや世界では最もポピュラーなメーカだと言う事。
加えて、日本では旋盤関係のチャックは北川製が主流なため、その北川さんの仕様範囲でしか加工段取りが整わない。
そこに対して、かなり自由な選択ができ、工程集約が可能な「Schunk社」製のクランピングシステムの提案は、今まで当たり前としてやっていた技術のいる段取りが、実は誰でもできる標準段取りに置き換えられると言う事なのです。
どんなに最先端な機械を買っても、どんなに工夫して早く加工できても、段取りが職人技術の範囲なら、それはもう国際競争力がないと言うことになります。

今回弊社のお客様の中で、「Schunk社」のお取引先は1社だけでしたから、その驚きは大変なものでした。
「現場が変わる。段取りが作業ではなくなる。定時に帰ろう。ロボット化への明らかな道しるべ。」
そんな声がそこかしこにと聞こえたようでした。

本日はここまで

まだまだ続きますがおつきあいよろしくお願いします